15センチの世界
ある日、大きなペットショップをネットで探していると偶然見つけた『アフリカヤマネ』。

過去に軽井沢へ遊びに行った時、ヤマネという生き物をプリントしたタオルやぬいぐるみを
多々見かけた私は、頭の中に可愛らしく珍しい動物としてインプットされたいた。

そのときの記憶がよみがえる。小学生の頃だったかな。

…ぬいぐるみ…どうしたっけか?


っと、それはさておき、妙に気になったヤマネについて、その日から毎日調べまくった。
生活、食事、飼育方法(この段階で飼う気満々?)。
情報の数はひたすら少ないうえに、過去にヤマネが飼育書に乗ったのは、
今から10年程前までさかのぼった、1990年代後半。

本はまず手に入らない。
Amaz〇nでも探してみたが、やはり見当たらない。
中身検索でも探してみたが、それらしいものはヒットしなかった。

毎日、グーグルで条件を変えて検索を続け、飼育者のサイトやブログを見て回った。
とにかくヤマネについて勉強しまくった。


そして2月6日の夜。





ホームページで見かけた場所へ行くと、
小さなプラケースがハムスター達と同じ場所にひっそり置かれていた。
札には、ちゃんと『アフリカヤマネ』と書かれているが、噂どおり見ることは出来ない。
何というか…成長して売れ残ったハムスターのようなひっそり感。
周りがジャンガリアンやら犬やらでにぎやかだったからなお更そう感じたのだろうか。
ただ、犬ネコ、ハムやリスのそばに人は寄っても、まるで居る気配すらないプラケースに
近寄る人は自分以外誰一人居なかった、店員も含めて。

店の人はその性質を知った上でストレスにならないためにそうしていたんだろうなぁ…。


夜行性のハム達が動き回るであろう夜に出向いたわけだが、
アフリカヤマネの活動時間はほぼ夜中、闇の中で動くらしい。

しかも臆病な性格上、人の気配がある場所で顔をのぞかせるわけもなく。
性格を知っていたのであまり気は乗らなかったが、思い切って見せてもらった。

その小ささに驚いた。

何ていうか…ホームページに載せられた写真はきっともっと小さい頃だったはずだ。
もちろん、小さいなぁとは思って写真を見ていたわけだけど、実際みると
それ以上に小さくて頼りない感じが漂っている。
店員に、普段の様子や個体の性格を聞いてみたが、やはりというべきか
あまり干渉してないようで、性格はまだ出来上がってないということと、
最低限(エサや水の取替え、食事量のチェック)以上はしていないとのこと。
要するに、生きてるかどうかだけだ。
こう書けば非情にも思えるが、この子にとっては必要以上に構われないことが
一番ストレスにならず、ありがたかったに違いないとは思う。

ただ、限られた店の敷地で沢山の子を展示販売しようと思えば、仮にこの先成長しても
この子のケースが大きくなるとは到底思えなかった。
実際、大人のシマリスも巣箱と回し車と鳥がつかまっているような止まり木のみが
入れてある小ぶりのケージで飼育されていた。

シマリスやハムスターのように愛嬌があるわけでもなく(実際はあるけれど見られない)
どこにいるのかすら分からず、立ち代り入店してくる他の客が関心も寄せなかった
小さなプラケースの中の赤ちゃんヤマネ。

数日の間、気になったから調べて知識を蓄える程度のことはしていたものの、
正直ヤマネは臆病なことも手伝って観賞にも向かない生き物なうえに、
ちょっとした隙間を見つけては脱走を企てるという話を読んで、自分にきちんと育てられるか
飼育に関しては迷いがあったわけだけど、可愛さ手伝って迷いは吹き飛んだ。
育てられるか、ではなく、育てよう。ちゃんと勉強して。
そんなわけで、家へ連れて帰ることにした。


時間をしっかりかけてでも、少しは仲良く出来たらいいなとは思う。
無理だろう覚悟も同じだけしてはあるつもりだ。つもり なんて当てにならないけど…。
気配に驚いて隠れない程度に、まずはゆっくり仲良くなろうと思う。
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by kiran00 | 2008-02-07 10:44 | ヤマネ
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