ありがとうございました。
先日は、直後だったこともありきちんと文面に出来なかったので
今ここでアキの最期について、記載しようと思います。

アキが亡くなったのは、息子が新型だと検査結果がでた当日、
熱を出したのはさらに遡って2日ほど前なので、インフルエンザ感染3日目のことです。
潜伏期間も入れれば、もっと日数は経過していたものと思われます。

息子のインフルエンザ感染に気付くのが遅れたのは、
その前から長いこと患っていた私自身の風邪によるものです。
微熱程度しか出なかったものの、かなり長いこと咳で苦しんで
寝込んでいる時期が長かったので、土曜日に息子が咳をし始めた段階で疑ったのは
私の風邪がうつったことでした。

しかし、日曜になり熱が徐々に上がり始め、月曜の朝の段階で病院に駆け込み
新型だと診断。
急ぎ、アキがいる部屋から隣の勉強部屋へ寝床を移動し、アキと息子を遠ざけました。

息子が眠っている布団以外の布団を干しにベランダへ出たとき、
アキがハンモックから出てきました。
うつるといけないね…そうアキに声をかけたのが、最期でした。


夜になり、息子はさらに高熱になり、声も出せなくなりました。
肺からは、空気が抜けるような妙な音が聞こえ、ぐったりしてしまいました。
息子は気管支ぜんそくをもっている上に、過去別の病気で入院したこともあり
食事量が低下したことで再び昏睡状態に陥る危険性があったため、目が離せません。

朝まで付き添うことを決め、友人とその旨をボイスチャットで話をしていたものの、
私の咳が酷く、満足に話せないのを気にしたその友人の勧めで、胸にぬる薬を取りに
アキのケージの横を通り抜けようとしたとき異常に静かであることに気付きました。

いつもなら、少しの物音でもしようものなら、どんなに眠っていても飛び出てくるアキが
姿を見せません。
アキ…?と声をかけても、やはり出てきません。
これはおかしい…そう感じて、急ぎ部屋の電気をつけてアキのケージの上蓋をあけました。
ハンモックで横たわるアキはまだ温かいのに、目を閉じたままピクリともしません。
すぐに保温と水分!と思い、アクエリアスを3倍ほど薄めたものとスポイトを準備して
アキの体を固定しているハンモックから出そうと、アキの体とハンモックの間に手を
差し入れた時、なぜかアキはハンモックに噛み付きました。
大好きだったハンモックから出るのを拒むかのようでした。

それから僅か数分後、アキはハンモックを咥えて放すことはなく、息を引き取りました。


何が起きたのか、わかりませんでした。
ただ、呆然とするだけで、冷たくなっていくアキの体をなでる事しか出来ませんでした。



眠っていた主人を起こして、アキのことを話しました。
その後、友人にアキのことを話しました。

アキという名前は、その友人の名前を貰ったものでした。

呆然としていて、淡々と報告していたのですが、話していくうちに思い出すことの多さと
してあげられなかったことの後悔とで、一気に泣けてきました。

息子の状態を考えて、アキの状況を知ったとき猶予があれば、
私はアキのために病院へ駆けつけることが出来ただろうか…。

私は、きっと息子の傍から離れることは出来ませんでした。


アキの世話をすることを楽しそうにしていた息子はきっと泣くだろう…。
私は、アキのサインを見落としていたんだろう…。
もっとおいしいもの、たくさん食べさせてあげたかったな…。
息子のくれたクルミも、食べさせてあげればよかった…。


ちょっとしたことで息子にきつく叱ってしまった日、私に拒絶された息子はそれでも
『これ…アキちゃんのクルミ、あげたかったの…』
そういって、少し悲しそうな顔をしてクシャクシャに丸めたハンカチを私に差し出しました。
小さな両手に乗ったハンカチの中には、小さいけれど立派なクルミが9個も入ってました。

ただただ、私とアキを喜ばせたかった息子を、酷く拒絶してしまったことを
ここまで心苦しく感じたことは一度もありませんでした。

その息子のクルミ…食べさせてあげられなかった後悔は計り知れません。


息子になんて話そう…そう考えながら息子の様子をみにいって、気付いたことがありました。
息子の胸の音が治まっていたことと、熱が下がり始めたことです。


なんてタイミングだろう…そう思わずにはいられませんでした。


友人は結局、泣くばかりの私に5時ころまで付き合ってくれました。
きちんと息子に話すこと、今きちんと泣ききって明日からは泣かないように…と。


息子は、朝には熱も平熱まで下がり、胸の音もなくなって普通に話せるまでになりました。
そして、息子にアキが夜中に息を引き取ったことを話しました。
やはり息子は泣きました。
『なんで…?なんでなの…?』
そう泣きじゃくりながら、ボロボロと泣きました。
息子には、虹の橋の話をしました。

天国の少し前に、虹の橋があるんだよ。
そこには、美味しい物やお水がたくさんあって、草原や丘があって
そこにいくと、年老いた子も病気だった子もみんな元気になるんだって。
そしてね、そこにはきっとうーちゃんやポポたちもいてね、
きっと仲良く遊んでるよ。
そして、お母さん達がいつか行くその日まで、ずっと待ってるんだよ。
お母さん達がいくまでには、きっとまだまだ時間がかかるけど、
ずっとずっと先の話になるだろうけど、でもまたいつかきっと会える。
だから、今はバイバイ。また会おうねって、送り出してあげようね。

そう、話して聞かせました。
『そこならアキちゃんはずっと元気でいられる?』
泣きじゃくりながら聞いてきた息子に、そこには苦しいことはもうないんだよ、と話すと
安心したようにうなずいて、クルミをアキの亡骸の傍に置いて、またね と。


そしてアキとお別れしました。


今はまだ悲しいことが多すぎて、これで精一杯です。
アキのケージの片付けもしましたが、ケージをたたむことはまだ出来ません。
主のいなくなったケージを覗き込んでは、名前を呼んで涙ぐむ日々が続いています。


アキのことで色々アドバイスを下さった皆様、今までありがとうございました。
なお、私自身も現在新型インフルエンザ感染中のためコメントへの返答は遅れます。
ご了承ください。


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by kiran00 | 2009-12-10 21:58 | シマリス
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